抱き枕を使ったことありますか?
最近では寝姿勢を安定させくれたり、体の負担を減らしてくれたりと快適な眠りへサポートしてくれると抱き枕を使う人が増えてきているそうです。
そんな抱き枕のメリットやデメリット、選び方や通販でも購入できるオススメの抱き枕をご紹介します。
抱き枕のメリット
ストレスを和らげる
抱き枕を抱えて眠っている状態は、胎児の頃のように何かを抱きかかえているかのような丸くなった姿勢になっているのに近いものがあります。
抱き枕を使用することで胎児姿勢を自然に保ち、無意識にお腹の中にいた頃のような『安心感』を感じ、この安心感からストレスが和らぐと言われています。
また、抱きつくという行為は、ストレスを感じると分泌されるコルチゾールの濃度を下げる働きがあり、ストレスの解消につながることが科学的に照明されています。
ですから日頃から仕事や家事でストレスが溜まっていて、イライラしてなかなか寝付けないという方などにはリラックスできるアイテムの一つとして最適ではないでしょうか。
いびきの防止策に
いびきの起こる主な理由として、鼻や口から吸い込んだり吐いたりする空気の通り道である上気道が狭くなります。なぜなら、睡眠中はリラックスして筋肉が脱力状態になっており、仰向けの時に重力が関係して舌の根元付近が喉の奥の方に落ち込みこむようになります。
抱き枕を使用することで、自然と横向きでの姿勢が固定され、気道を確保しやすい状態にしていびきを緩和できる可能性が高くなります。
妊婦の横寝を手助け
妊婦さんの場合、お腹が大きくなるとだんだん仰向けの姿勢が大変になり、横向きで寝るようになります。それでもなかなか眠れない時に、片膝を曲げて横になると楽になります。抱き枕を使用することで、この姿勢になり、リラックスした姿勢をサポートすることができます。
抱き枕のデメリット
場所をとる
普通の枕より大きいですから場所はとります。クローゼットにしまえるなら気にならないですが、しまうところがなければ存在感はあるので邪魔になってしまうこともあります。
ですが、寝る時以外にも、背もたれや腰掛けにできるのでリビングなどで使えます。
洗えない場合は匂いがきつい
抱き枕は、普通の枕と比べて大きな形状のものが多いです。そのため、洗濯にも手間掛かりやすくなります。
もし、長い期間枕を洗わないと、匂いがきつくなり、抱いた時、逆に不快感で眠れなくなったりしてしまうことも考えられます。
ですから枕自体が水洗いできるものや、カバーが洗濯できるものであれば清潔感を保ちやすくなります。
夏は熱くなることも
抱き枕は保湿性が高いものが多いので、夏は熱く感じるかもしれません。
気になる方は冷感タイプの枕やカバーをつけるのをオススメします。
抱き枕の選び方
抱き枕といっても種類も豊富でどれを選ぶか迷いがちです。ここでは枕を選ぶ際のポイントとなることを上げていきます。
抱き心地が変わる素材
抱き枕を選ぶ際は、素材もしっかりチェックしておきたいところ。素材が違えば、抱き心地や硬さ、変形のしやすさも変わってきます。
抱き枕は主にポリエステル綿、低反発ウレタン、極小ビーズなどの素材が使われていることが多いです。
フワフワ感なら「ポリエステル綿」
ポリエステル綿はふわふわと柔らかめの感触が好きな人にオススメ。
軽量かつクッション性に優れた、定番の素材です。弾力性やボリューム感もしっかりあります。ただ使っていると形が復元せずにボリューム感がなくなりやすいのが難点。ですが、安価なものが多いので、
基本的に水洗いはできませんが、一部加工しているものに洗えるものもあります。
もっちり&しっとり感なら「低反発ウレタン」
低反発ウレタンはもっちりそしてしっとりした感触が好きな方にオススメ。
マシュマロのような柔らかい素材は、体を預けるとゆっくりと沈み込み、寝姿勢に合わせて形状を変えてくれるのでフィット感を得やすいのが特徴。
また、体圧分散もしてくれるの負担はかかりにくいです。
寒い時には硬くなったり、夏は蒸れやすいといった点がありますが、最近では通気性の高い低反発ウレタンの商品も出てきています。
水洗いはできません。
フィット感なら「極小ビーズ」
どんな姿勢にでもフィットしてくれるものが欲しい方は極小ビーズがオススメ。
極小ビーズは流動性があるので、柔軟に変形できるので身体にフィットするのが特徴。
感触は独特で、ビーズが不思議な感触をもたらしてくれます。
熱がこもりやすく、流動性があるので安定感がないと感じる場合もありますが、柔軟に変形できるからこそ自分にあった寝姿勢を見つけやすいです。
基本的に水洗いはできませんが、一部できる商品もあります。
主な抱き枕の形状
抱き枕と言っても様々な形状があります。抱き枕の代表的な形状を上げていきます。
シンプルな形の長方形、ロング枕タイプ
こちらのタイプはもっともシンプルです。
抱き枕はもちろん、長めなので2人用の枕としても使用できます。構造がシンプルで中材の量も少なくできるの、比較的安価な商品が多いのが特徴的です。
ただ、中材の量が少なければ、へたりも早いこともあります。
ボリューム感がある円柱、円筒形タイプ
見た目はボクシングのサウンドバックのような形。中材の量を多く詰め込まないといけないので割と高価な枕です。
ボリュームがあるので、抱き心地がよく、また後ろに置いて背中のクッション代わりにもしやすい。
身体にフィットする流線形タイプ
近年非常に人気のある形です。身体にフィットしやすい作りになっていて、Wの形をしたものやタツノオトシゴのように様々な形をしたものがあります。中材の量は多くはありませんが、複雑な作りのため縫製に時間がかかります。オリジナルの形をしたものが多いので、他のタイプのより高価なものが多いです。それだけに、あなたの寝姿勢にあった商品を見つけやすい形でしょう。
三日月型、バナナ型タイプ
本物の三日月やバナナのような形です。三日月やバナナのカーブが体にフィットして、ふっくらした感触の抱き心地は、リビングでゴロゴロするにも最適です。
またシムス体位を取りやすいので、妊婦さんにもオススメ。中材の量もそこまで多くはないので、比較的お手頃なものが多いです。
癒し効果もあるキャラクター、動物型タイプ
キャラクターものや可愛い動物の形をしたものになります。
抱き枕としてはもちろん、ぬいぐるみのような癒し効果としても人気があります。癒しや安心感が欲しい方にはオススメです。
洗濯できるかどうかも重要
毎日使うものですから、目立たない汚れなどなくても、目に見えない皮脂などの汚れや臭いもついてきます。
清潔感を保って使いたい方は洗濯できるかチェックしておこう。
洗濯機で丸洗いできるか、手洗いなら可能なのか、洗濯不可なのか、それぞれ商品説明やタグなど見てみましょう。
またカバーが付属になっているか、カバーを外して洗えるかなども事前に確認しておこう。本体が洗えなくても、カバーの取り外しができ、洗えるカバーを付け替えることで汚れや臭いの対策になります。
抱き枕オススメ5選
抱き枕の使い方
基本的に自分が楽な姿勢を見つけて使うのが一番です。
ただ、寝姿勢別によって上手に活用できる方法がありますのでご紹介します。
仰向け
仰向けで寝る場合は、抱きつきながら寝るというより補助的になります。そもそも仰向けで寝るなら抱き枕なんかいらないのでは?と感じるかもしれませんが、寝返りを打つ時に自然と手足をのせたり、または寝つきの際に使って、眠りに入れば使わないという使い方ができます。
横向け
横向きでよく寝る人は特に抱き枕を使うのがオススメ。横向けで寝る場合、肩あるいは全身に負担がかかりやすくなります。この状態が続くと血流を妨げてコリの原因になったり、また寝違えを起こしたりします。
これを防ぐには、抱き枕に足や腕を乗せて、挟み込むようの状態にすると、安定が生まれ、身体がリラックスできるので首や頚椎、肩、腰、お腹などへの負担を軽くしてくれます。
左右どちらを下にして寝るのがいいか
右半身か左半身どちらで寝るのが良いか考えたことはあります?
どちらにもメリット、デメリットがあり、体調によっても良し悪しは変わってきます。
右半身を下にするメリット
- 消化器官の働きがよくなる
- 心臓への負担が減る
左半身のメリット
- 心臓に血液が戻りやすい
- リンパ液の流れがよくなる
- 逆流性食道炎の方
左半身のデメリット
- 心臓に負担がかかることがある
- 消化がしにくい
どちらにも良し悪しがあります。ただ、どちらか一方だけというのは、歪みの原因になることもあるので様々な方向で寝ることをオススメします
うつ伏せ
うつ伏せで寝るときって息苦しいときがありませんか?抱き枕を使えばうつ伏せで寝る際にそれが解消されます。
使い方としては、体と平行に枕をおいて、片腕と片足をのせている状態にします。それにより、少し身体が横向きになり、顔がうずくまって息苦しいということがなくなり、快適に眠れます。
さいごに
抱き枕のおすすめランキングはいかがでしたか?今回紹介した商品は、どれも気持ちよく眠れるためにサポートしてくれるものです。
あなたにぴったりの枕を見つけて、快適な睡眠をとってくださいね。
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