部屋にベッドを置きたいけれどスペースがない。それでもベッドと同じ!とはいかなくても、しっかりした寝心地の寝具が欲しいという方は多いのではないでしょうか。そんな人には3つ折りマットレスがオススメです。
収納や持ち運びができると人気があるだけではなく、最近では、寝心地も非常に良くなって、腰痛対策としても使用する人も増えています。
ここではそんな3つ折りマットレスを選ぶときのポイントやオススメの折りたたみマットレスを紹介していきますが、まずは選び方のポイントを紹介する前に、3つ折りマットレスのメリットやデメリットについて見ていきます。
折りたためマットレスのメリット
折りたたみマットレスはメリットが結構多いです。見ていきましょう。
通気性を確保しやすいから湿気やカビ対策が楽
フロリーングや畳などに直に置いておくと、湿気やすくカビやダニが発生しやすいです。
3つ折りマットレスの場合、基本的に室内にジグザグに立てかけることで通気性が確保できるので湿気やカビ対策は楽です。
収納が楽で部屋にスペースができる
ベッドのように、年中マットを敷きっぱなしにして固定されていると部屋の使えるスペースは限られます。また寝るとき以外での使い道が特にありません。
折りたたみマットレスの場合、使用しないのであれば、コンパクトに収納できるので場所をとらずに部屋を広く使うことができます。
その他様々な活用シーンがある
持ち運びをしやすく、収納もできるため活用シーンは様々。普段使い以外にも、
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ソファ代わりにできたり、外出先でもいつもと変わらない寝心地を保てるので利便性は高いですよ。
折りたたみマットレスのデメリット
メリットだけではなく、デメリットもしっかり見ていきましょう。
薄いものは底つき感が気になる
マットレス自体が薄ければ取り扱いも楽ではありますが、厚みがない分どうしても底つき感を否定できないです。特に体格がいい男性の場合、ゴツゴツした感じを受けやすいでしょう。
ですから厚みなどの機能面を無視して、安価で質の悪いマットレスを選択してしまうと快適な寝心地を得るのは難しいです。
全身をしっかり支えてくれるある程度の厚み、また腰痛対策としても考えているならば反発力のある高反発マットレスをオススメします。
折りたたみ部分に隙間ができやすい
折りたたみのマットレスはどうしても折り畳む部分に継目ができてしまいます。1枚物のマットレスと比べると、途中で途切れる分、体の沈み込みが気になることがあります。
ただ密度が高く、体をしっかり跳ね返すだけの反発力があるマットレスならば、継目の部分に対してそこまで気になることはありません。
※3つ折り以外のもの(2つ折りや4つ折り)ですと、継目が腰のあたりに位置することになり、寝心地が好ましくないことがあります。
折りたたみマットレスの選び方のポイントは3つ
折りたたみマットレスは種類や値段もいろいろで、違いがわかりにくいですよね。
何もわからずやみくもに選んでしまうと、せっかくお金をかけても寝心地が悪いマットレスで眠る羽目になり、購入を失敗してしまいます。
次の3つを押さえておくと、しっかりとした品質のものを選ぶことができるようになるので、参考にしてみてください。
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ポイント1、一枚で使うなら8cm以上の厚み
3つ折りマットレスの多くは3cmから10cm前後と商品によって異なります。
一般的に成人男性であれば底つき感を感じずに眠れる目安が芯材のみで5cm、横向きでよく眠る方は7cmは欲しいところです。
ですから5cm以上あれば基本的には問題ないと言えますが、一枚だけで使う場合、底つき感もなく、しっかりとした寝心地が欲しい人は8cm以上あるものをオススメします。
底つきを感じるマットレスだと、肩や腰、骨盤といった部分に負担がかかってしまい、寝起きに痛みを感じてしまうことがあります。
また敷布団の下に敷いたり、ベッドマットレスの上に敷いたりする場合は5cm前後の厚みがあれば良いでしょう。
ポイント2、素材は高反発がオススメ
3つ折りのマットレスは、主に高反発(ウレタンやファイバー)や低反発素材のものが多いです。他にもスプリングコイルのものがありますが、
腰痛対策や耐久性、通気性、お手入れなどのことを考えると高反発ウレタンやファイバー素材のものをオススメします。
高反発ウレタンは体圧分散が高く、沈み込みも浅いので腰痛対策としオススメですし、ファイバー素材は通気性もよく、洗えることからもお手入れはしやすく衛生面を重視する方にはオススメです。
低反発の折りたたみマットレスをオススメしないのは、へたりが早く寿命が短い傾向があるからです。また、湿気がたまりやすのでカビも生えやすく、こまめなケアが必要になってきます。
スプリングコイルは折りたたみが可能なものでも、コンパクトになるものはなく、重くて動かしにくかったり、収納するとすれば大変です。耐久性は高いものの折りたたみマットレスとして使う場合は特徴を活かしにくい部分があります。
ポイント3、マットレスに耐久性はあるか
初めのうちは寝心地が良いと感じていても、日々、圧をかけ続けると耐久性が悪いマットレスの場合すぐに形状が戻らない状態になりやすいです。いわゆるへたりやすいということ。
密度Dという表記を見たことがありますか?上記でオススメした高反発ウレタン素材の場合では、耐久性はこの密度Dという単位で表記されています。密度Dが30D以上あれば、高反発マットレスとしての耐久性を兼ね備えているといえます。
また洗えることでも人気のあるファイバー素材は、ウレタンと比べると耐久性が若干劣る傾向があるものの、ある程度の厚みがあればしっかり反発力もあり、製法によっても高い耐久性を可能にしているマットレスがあるので確認してください。
マットレスの入れ替えができるかにも注目
3つ折マットレスは、マットレス一つ一つを入れ替えることが可能なものが多く、定期的に入れ替えをしてやることでへたりを遅らせることができます。購入の際にはチェックをしてください。
折り畳みマットレスオススメ5選
折りたたみマットレスの比較表
順位 | 第1位 | 第2位 | 第3位 | 第4位 | 第5位 | 第6位 | 第7位 |
商品画像 |
出典:amazon |
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商品名 | エムリリー 優反発 |
マニフレックス メッシュウィング |
エムリリー エコヘルス |
マニフレックス DDウィング |
昭和西川 ムアツスリープスパ BASIC |
aiweave(エアウィーヴ) スマートZ |
タンスのゲン 高反発マットレス |
特徴 | ・ふわっとした寝心地 ・寝返りスムーズ |
・硬め ・体格が良い人◎ ・しっかりした寝心地 |
・表面が低反発 ・体は沈み込みすぎない ・優しい寝心地 |
・リバーシブル可能 ・柔らかめとしっかりした寝心地 ・ラグジュアリー |
・3フォーム構造 ・血行を妨げない ・ポリジン加工(臭いを防ぐ) |
・通気性が良い ・洗えるので衛生的 ・寝返りスムーズ |
・安い ・来客用にも◎ |
サイズ | 4種類 | 6種類 | 4種類 | 3種類 | 3種類 | 3種類 | 5種類 |
厚み | 8cm | 11cm | 9cm | 13cm | 9cm | 9cm | 10cm |
中材 | 高反発、低反発ウレタンフォーム | 高反発ウレタンフォーム (エリオセル) |
高反発、低反発ウレタンフォーム (2層構造) |
高反発ウレタンフォーム (エリオセル、エリオセルMF) |
高反発ウレタンフォーム | エアファイバー、ポリエステルクッション | 高反発ウレタンフォーム |
価格(税込) | 22,578〜40678円 | 31,460〜72,600円 | 25,278〜40,678円 | 60,500〜84700円 | 66,000〜11,0000円 | 42,900〜60,500円 | 5,980〜13,999円 |
その他 | カバー水洗い可能 | カバー水洗い可能 | カバー水洗い可能 | カバー水洗い可能 | カバー水洗い可能 スタンダードとハードの二種類がある |
中材、カバー水洗い可能 | カバー水洗い可能 硬さ190N 密度25D |
販売 | 公式サイト Amazon 楽天 Yahoo |
正規販売店 Amazon楽天 Yahoo |
エムリリーエコヘルスシリーズ Amazon 楽天 Yahoo |
正規販売店 Amazon 楽天 Yahoo |
Amazon 楽天 Yahoo |
エアウィーヴ 公式オンラインショップ Amazon楽天 Yahoo |
Amazon 楽天 Yahoo |
3つ折りマットレスの気になる点
3つ折りマットレスの使い方
基本的には直接フローリングや畳の上に直接敷いても構いません。
もし湿気やカビ、ダニが気になるなら下に除湿シートを敷いたり、より対策を考えているならベッドフレームやすのこを敷くことをオススメします。
寿命はどれくらいなのか
厚みや各々の素材の強度など、条件はそれぞれによって異なりますが、5〜8年程度が平均的な寿命ではないでしょうか。低品質のものだと2〜3年。早ければ1年で買い替えが必要になります。
もちろん各個人の使用頻度や環境、メンテナンスの状態などにもよって異なりますので、あくまで目安と考えてください。
また、安価に生産されて低品質なマットレスはへたりやすいので、場合によっては、沈み込みすぎたりすることで、理想とは言えない寝姿勢で寝続けることにより体に負担をかけてしまう恐れがありますので気をつけてください。
もし、長く使うことを想定しているなら、多少高価でも、信頼性の高いメーカーの折りたたみマットレスをオススメします。やはり製法がしっかりしていて、素材も強度が高いものを使っていることが多く長持ちする傾向があります。
いづれにせよ決して安価なものがダメというわけではなく、安くても買い換えるのが早くなってしまうならコスパが良いとは言えませんので、長く使いたいと考えている方は、できれば上記のオススメであげたような信頼性の高いメーカーのものを初めから購入することをオススメします。
さいごに
3つ折りのマットレスのオススメを紹介させていただきましたが、気になるものはありましたか?
今回紹介した3つ折りマットレスはどれも非常に品質の高いものなので、ぜひ参考にして快適な睡眠環境を整えてくださいね。
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