最近いびきが気になるな、いびきをなんとかしたいと思っている方は少なくないと思います。
ここではイビキをかくことによる問題点や原因、防止を解説していきます。
イビキをかくことによる問題点
周りの人の睡眠を邪魔するだけでなく、さまざまな問題点があります。
周りの人の睡眠を妨げる
熟睡しようとするならやはり静かな環境ではないと、なかなか難しいです。大きないびきをかいている人が近くにいたら睡眠不足にや、ひどい時にはノイローゼになってしまうこともあるので、家族など周りの人にとっては深刻な影響を与えます。
本人の睡眠を妨げる
いびきをかいている人を見ると、一見すごい熟睡しているように見えますよね。ですが、実際は気道が狭くなっていることから酸素不足で浅い睡眠になり、睡眠不足や疲れが取れないことにつながります。そのため、日中に強烈な眠気に襲われるなど、仕事や勉強のパフォーマンス低下に影響を与えることがあります。
睡眠時無呼吸症候群につながる恐れがある
いびきでもっとも心配になるのは、睡眠時無呼吸症候群の危険性が高まることです。
いびきを放っておくと、こうしたケースを招いてしまう可能性があります。
その他
上記のようなこと以外でもあります。例えば、いびきがうるさいという理由で友人との旅行に誘われなかったり、または自分がいびきをかくことを認識している人は、断ったりしてせっかくの楽しい時間を放棄してしまう場面があるのではないでしょうか。
さらにこのことによって人付き合いに影響を与えるかもしれません。まずはいびきの原因やそれを助長させているものを知ってみることが大切です。
いびきの種類
単純性いびき症
単純性いびき症の原因として多いのはストレスや疲れ、酒や鼻づまりなどの一時的な要因が多いですが、原因を突き詰めれて対処すれば解消できるケースが多いです。
ただし、毎日習慣的にいびきを継続している場合は、問題があるかもしれませんので注意が必要です。1人で悩まずに医師に診てもらいましょう。
上気道抵抗症候群
様々な要因で上気道が狭くなり睡眠中、強い力で呼吸をしようと努力するため、睡眠の分断が見られます。女性がいびきをかくのは多くがこのタイプです。
また日中に強烈な眠気に襲われることもあります。
睡眠時無呼吸症候群
習慣的にいびきをかきます。睡眠中に無呼吸・低呼吸によって体が低酸素状態になり、睡眠も分断されて、熟睡感が得られず、日中に強烈な眠気に襲われたりします。
以上のようなことから、周りの人の影響はもちろんのこと、ご自身の睡眠を妨げることだけでなく、健康に対する大きな影響与えます。

いびきが起こるメカニズム
睡眠中はリラックスして筋肉が脱力状態になります。そのため舌の根元付近が喉の奥の方に落ち込みこむようになります。このことにより、鼻や口から吸い込んだり吐いたりする空気の通り道である上気道が狭くなります。
この狭くなった気道に空気が通ると、振動を起こし、ノドに振動が起こります。それがいびきの音となります。
上気道が狭くなる要因
いびきのメカニズムは上記の通りですが、いびきを助長させてしまうものもあります。
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このように上気道を狭くする要因となるものは多くあります。
いびきの防止、対策
イビキを放置しておくわけにはいきません。原因を探り適切に防止や対策をしよう。
ダイエット
肥満は、イビキを助長させる最大の一つです。肥満といえば、お腹周りの肉を想像してしまいがちですが、脂肪は体に満遍なくつきます。ノドの内側であったり舌にもつきます。これにより、ノドが狭くなりやすくなります。
そのため、体重を落とすのは必要です。ダイエットしたらイビキがあっさりと改善されたという人もいます。
自分にあった枕を選ぶ
枕の高さが高すぎると、それがイビキの原因になります。想像したらわかると思いますが、高すぎる枕に頭を乗せるていると、顎を引きすぎた状態でなります。この状態では気道が狭くなってイビキをかくことになります。寝るときにまず枕の確認してください。
体位を変える
仰向きで寝ると、舌がノドに落ち込み、気道が塞がれてイビキの原因になります。横向きで寝ることで気道を確保しましょう。ただ寝入りは横寝でも、次第に仰向けになったり、寝返りを打ってしまうことは仕方がないことです。
そんな時は横寝向きの枕や抱き枕などがオススメです。
イビキ防止グッズを使う
よく売られているイビキ防止グッズも使うのも有効です。ただ口呼吸を防ぐマウスピースは、市販されているものがご自身に合えばいいのですが、自分の歯型に合わなければ意味をなしません。
市販のものを試されるのもいいですが、歯科などでマウスピースを作ってもらった方が確実です。
過度のアルコール摂取
アルコールを飲むと、ノドや舌の筋肉の緊張が緩み、舌が落ち込みやすくなります。就寝前にたくさんお酒を飲むのは控えてください。
禁煙する
喫煙をすると上気道に炎症を起こしやすくなります。腫れた粘膜が気道を狭めて、その結果イビキを助長させます。できれば、禁煙することをオススメします。
寝室の湿度管理
空気が乾燥すると粘膜が腫れやすくなります。寝る環境では、乾燥を防ぐことです。
さいごに
薬の服用や鼻の病気、咽頭部種編の異常が原因の場合は、お医者さん相談しましょう。
原因を知ったうえで、適切な対処をしていくことがイビキ防止の鍵です。
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